Wednesday, December 13, 2006

「PAW」「MOS」「CD9」

http://japan.cnet.com/sp/kids/story/0,2000072741,20338718,00.htm
これも時代の特徴だと言える。この年頃の子どもたちは、インスタントメッセージ(IM)や携帯メールなどのツールに、ごく自然にあっという間になじむ。そうした場面では、話の内容を仲間以外に知られないために頭文字語やスラングが使われることがある。しかし親にしてみれば、こうしたIMスラングはあまり心地いいものではないはずだ。「PAW」は「parents are watching(親が見ている)」の略。「MOS」は「mom over shoulder(母親がすぐ後ろにいる)」の略。「CD9」は「Code 9」の略で、これも親が近くにいることを意味する。調査によると、4人に1人の子どもが、日々こうした暗号を使って、チャット友だちが不用意に立ち入った話をしないよう合図を送っている。

 しかし、何の略かは秘密にされているにもかかわらず、インターネット利用に長けた親たちは、暗号解読のツールを次々と手に入れる。そして、親と子のいたちごっこが続く。監視ソフトウェアを使ったり子どもの後ろから見ていたりして、「wu」(what's up:「調子はどう?」の略)や「plox」(please:「お願い」の意)など、わけのわからない言葉を見つけると、親はNoSlang.comや Teenangels.org、Teenchatdecoder.comといったサイトに行って、すぐさまその略語の意味を調べる。子どもたちはさぞかし歯ぎしりをしていることだろう。

余暇にNoSlang.comを運営しているエンジニアのRyan Jones氏(25歳)は、「親からは称賛され、子どもたちからは憎まれる」と述べた。Jones氏は最近のサイト更新で、数千に及ぶ略語を新たに追加し、「Firefox」や「Internet Explorer」で検索しやすくするためのプラグインもダウンロードできるようにした。

Teenchatdecoder.comなどのサイトには6000種近い頭文字語が登録されていて、親がオンラインで調べることができる。そのため、子どもたちは尻尾をつかまれないよう、また新語を作らなければならない。たとえばJones氏は、親が近くにいることを伝えるのに、「Code 9」の代用として「Code 8」を使うことにした子が、それを「CD8」と書いているのをよく見かけるという。

 カリフォルニア州バークレーに住むAtalya Stachelさん(17歳)は、4年前の8年生のときからAOLインスタントメッセンジャー(AIM)を使っていて、テキストメッセージはハイスクールに入ってから利用しているという。Stachelさんは、友だちとの間で「LOL」や「BRB」(Be right back:すぐ戻る)、「TTYL」(talk to you later:あとで話す)など、一般的な頭文字語の多くを使っている。普段の生活で内緒の話をしたいときは、すべての単語の間に「ittica」を挿入するなどして、バレにくくしてしまうこともある。チャットやテキストメッセージで特にプライバシーを守りたい場合は、自分たちだけの言葉を編み出すという。

ティーンが安全にネットを利用できるよう教育するプログラム、Teenangels.orgのウェブサイトを開設したParry Aftab氏によると、親は、監視ソフトウェアを使って子どもの行動をチェックしていても、子どもが何を言っているのか見当もつかない場合が多く、そうしたときに意味を調べられるプロジェクトが役に立つという。親が近くにいることを伝える略語以外にも、「MIRL」(meet in real life:直接会いましょう)、「E」または「X」(Ecstasy:「エクスタシー」というドラッグ)、「NIFOC」(naked in front of the computer:コンピュータの前で裸)といった用法に親は注意すべきだと専門家は指摘する。

「会話の大半はわかるが、それでもいくつかは、わけのわからない言葉が入力されている」とLanichさんは言い、AOLが提供しているAIM頭文字語辞典や、また別の頭文字語検索サイトに「こっそり行くことがある」と話す。

http://news.com.com/2009-1025_3-6135457.html

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