ナージの唄
カオカオ ホイホイ
腰の痛さにこの田の広さ
花咲月の日の長さ
田んぼ耕せ 鍬入れろ
稲籾まけや 苗萌やせ
ナージ来い来い
黒雲になって北の山から飛んで来い
カオカオ ホイホイ
こぼれ稲でもそれ植えておけ
秋にゃ五穀の米がなる
田んぼ潤せ 水を引け
苗を植えろや 田を染めろ
ナージ食え食え
蛙を食えばころころ肥えて元気に飛べる
カオカオ ホイホイ
たおやめ衆がケツはみくれば
ますらお負けじと前かがみ
田んぼ見張れや 苗踏むな
土手を乗り越え 草むしれ
ナージゆけゆけ
玉さらくわえ爪の彼方に舞い上がれ
カオカオ ホイホイ
明日は日和か吹雪が雨か
見やれ青霧うすぐもり
田んぼ枯らすな 水を呼べ
稲を育てろ 肥入れろ
ナージ飛べ飛べ
海まで飛べば雨降り稲穂はすくすく育つ
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1 comment:
ナージの唄(うた)
カオカオ ホイホイ
腰(こし)の痛(いた)さにこの田(た)の広(ひろ)さ
花(はな)咲(さき)月(つき)の日(ひ)の長(なが)さ
田(た)んぼ耕(たがや)せ 鍬(くわ)入(い)れろ
稲(いな)籾(もみ)まけや 苗(なえ)萌(もえ)やせ
ナージ来(こ)い来(こ)い
黒雲(くろくも)になって北(きた)の山(やま)から飛(と)んで来(こ)い
カオカオ ホイホイ
こぼれ稲(いね)でもそれ植(う)えておけ
秋(あき)にゃ五(ご)穀(こく)の米(こめ)がなる
田(た)んぼ潤(うるお)せ 水(みず)を引(ひ)け
苗(なえ)を植(う)えろや 田(た)を染(そ)めろ
ナージ食(く)え食(く)え
蛙(かわず)を食(く)えばころころ肥(こ)えて元気(げんき)に飛(と)べる
カオカオ ホイホイ
たおやめ衆(しゅう)がケツはみくれば
ますらお負(ま)けじと前(まえ)かがみ
田(た)んぼ見張(みは)れや 苗(なえ)踏(ふ)むな
土手(どて)を乗(の)り越(こ)え 草(くさ)むしれ
ナージゆけゆけ
玉(たま)さらくわえ爪(つめ)の彼方(かなた)に舞(ま)い上(あ)がれ
カオカオ ホイホイ
明日(あす)は日和(ひより)か吹雪(ふぶき)が雨(あめ)か
見(み)やれ青(あお)霧(きり)うすぐもり
田(た)んぼ枯(か)らすな 水(みず)を呼(よ)べ
稲(いね)を育(そだ)てろ 肥(こえ)入(い)れろ
ナージ飛(と)べ飛(と)べ
海(うみ)まで飛(と)べば雨降(あめふ)り稲穂(いなほ)はすくすく育(そだ)つ
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