Monday, August 21, 2006

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BLOOD+(ブラッドプラス)は2000年にProduction I.Gによって映画、ゲーム、小説、コミックと製作された『BLOOD THE LAST VAMPIRE』の続編である。続編といっても基本設定以外は継承されておらず、過去の作品とは独立したストーリーが展開される。

以下のページは、漫画、映画、テレビアニメ版全てをまとめたものである。



テレビアニメ版

テレビアニメ版

概要

  • 毎日放送製作・TBS系列にて2005年10月8日(一部系列局は同年10月15日)より放送開始。
  • 放送時間に関しては、遅れのない地域は18:00~18:30、1週間遅れの地域(現在は静岡放送中国放送のみ)は17:30~18:00。
  • また、2005年10月8日からの地上波放送同日の24時からAIIで独占ネット配信が開始されており、毎週放送分を放送終了後から1週間視聴できる。無料サービスの配信帯域は500kbps。視聴にはWindows Media Playerを使用する。
    • 月額会員制サービス「Screenplus(スクリーンプラス)」での配信もされていたが、2006年6月で終了。Screenplusの配信帯域は2Mbps、1Mbps、500kbpsの3帯域だった。
  • 11月13日からアニマックスでも放送が開始されている。
    • 毎週日曜 午後8:30~9:00、毎週月曜 午後10:30~11:00
    • 再放送 毎週月曜深夜3:30~4:00、
    • 再放送 毎週火曜 午後2:00~2:30 計4回放送

本作をめぐる諸問題

プロデューサーの製作意図をめぐる問題

プ ロデューサーの竹田菁滋はアニメ雑誌のインタビューなどで、本作を製作した動機として、「イラク戦争におけるアメリカ軍の振る舞い」や「遺伝子操 作」への反感を挙げている。これに対して、「小さな子供も見る土曜6時台の番組に露骨な政治的意図を盛り込むべきではない」という批判の声が挙がってい る。

一方で、「番組を見る限り、竹田氏の主張が露骨に盛り込まれているとは言えない」「ある程度、製作者のイデオロギーが番組に反映されるのはやむを得ない」という声も根強い。

グロテスクな表現をめぐる問題と視聴率の関係

土曜6時台のアニメ番組としては、人が殺されて血が飛び散る場面などが「鋼の錬金術師」以上に露骨であることから、幼い子供を持つ母親からは朝日新聞のテレビ欄の投書やTBSレビュー等で「親として見せたくないアニメ」と批判されたこともある。このように子供を持つ親、PTAなどからは時間帯に相応しくない番組と批判の声が上がっている。

結果的に低年齢層の視聴者をつかめず、視聴率がこの枠としては最低の2パーセント台に落ち込むこともあった。(なお、裏番組にNHKのアニメ週刊こどもニュースなどがあり特に低年齢の視聴者が分散している可能性が高い)

これらの批判に対しては「アニメだから子供が見てよいというわけではない」「題名(BLOODの意は「血」である)を見るだけでも、グロテスクな表現が予想される事は明らかだ」との声もあがった。


注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。


ストーリー

異形の姿を持ちつつ人に擬態し、決して人間に気付かれる事なく血を喰らう不老不死の生きものと呼ばれる翼手翼手を追い、撲滅するための闘いを続ける謎の組織と呼ばれる赤い盾。時代の中で、人々の闇を巻込み、闘いは更成る大きな物に成長し続けてきた。

2005年沖縄県沖縄市に暮らす高校生音無小夜は暖かい家族や親友・金城香里らと平和な毎日を送っていた。彼女に足りないのは只一つ。1年以上前の記憶だけだった。

ある日、小夜は忘れ物を取りに、夜に自分が通っている学校に行くが、そこで翼手に遭遇する。驚愕する小夜の前にさらに、ハジと名乗る男が現れる。ハジが小夜に血を飲ませ、「小夜、戦って」とささやくと、小夜は別人格となり、翼手を倒してしまう。その様子を、小夜の義兄・宮城カイは偶然目撃し苦悩するが、これまで通り、小夜を受け入れようと決意する。

しかし、小夜の能力の覚醒を待ち望んでいた赤い盾は、小夜がこれまで通りの生活を送ることを許さず、小夜の義父・宮城ジョージに対して、小夜を引き渡すよう要求する。小夜が赤い盾のもとに向かうまさにその日、小夜たちの前に新たなる翼手が現れ、ジョージは負傷してしまう。ジョージは病院に搬送されるが、翼手によってけがを負った人間のサンプルを求めていたヴァン・アルジャーノは、在沖米軍に命じて、ジョージを拉致させ、米軍の研究所に監禁してしまう。

小夜は赤い盾のメンバーでジョージの友人のデヴィッドらと共に、ジョージの救出に向かうが、ジョージは既に翼手に改造されていた。ジョージ自身の願いにしたがって、小夜はジョージが完全に翼手になる前に、その息の根を止める。一方、米軍の研究所からデータを持ち出したデヴィッドはベトナムの全寮制女学校・リセ・ドゥ・サンクフレシュから米軍にワインが納入されていることを知る。「なぜ、女学校が米軍にワインを納入しているのか?」不審に思ったデヴィッドは小夜をその学校に潜入させる。

リセ・ドゥ・サンクフレシュのダンス・パーティーの日、小夜たちは学園からなぞのワインが搬出される現場を押さえ、その後を追う。その行き先である実験施設には、小夜を追って、ベトナムを放浪していたカイや小夜の義弟の宮城リクも また監禁されており、薬品の投与によって子供たちを翼手化する研究がおこなわれていた。小夜はデヴィッドや赤い盾の特殊部隊と共に実験施設を急襲するが、 小夜はこの戦いで不十分にしか覚醒することが出来ず、赤い盾の特殊部隊を全滅に追い込み、さらに実験に携わっていたリセ・ドゥ・サンクフレシュの理事長、カール・フェイオンやヴァン・アルジャーノ、そしてフランスの製薬会社・サンク・フレシュ・ファルマシーのCEOであるソロモン・ゴールドスミスの逃亡を許してしまう。

ベトナムでの任務を終えた小夜はデヴィッドらと共に新たな任務に就くために、シベリア鉄道でヨーロッパに向かう。その道中、小夜の前に現れたアンシェル・ゴールドスミスは小夜に対して、「自分自身のことを知りたければ動物園に行け」と謎の言葉を残す。動物園・・・ラマルクの動物哲学に取り付かれた初代ジョエル・ゴルドシュミットの屋敷。そこにたどり着いたとき、小夜はすべてを思い出した。1883年、封印されていた自分の妹・ディーヴァを解放した日、すべてが始まったことを・・・。

登場人物

翼手の女王

音無小夜(おとなし さや)(CV:喜多村英梨
本作の主人公。コザ商業高校生徒。陸上部所属。1833年、謎の妊婦のミイラ・サヤから取り出された繭から生まれた双子の姉。初代ジョエル・ゴルドシュミットによって、上流階級の子女に相応しい育てられ方をする。
1883年の初代ジョエルの誕生日に封印されていたディーヴァを解放してしまったことで、世界中に翼手の災厄を撒いてしまったことを悔い、以後、赤い盾の一員としてディーヴァと死闘を繰り広げる。数年活動した後、30年眠り続けるというサイクルで活動しているが、ベトナム戦争中 に赤い盾によって無理に目覚めさせられた為、暴走して大量虐殺事件を引き起こし、宮城家の墓に封印されていた。1年前に目覚め、ジョージの養女となってい たが、無理に目覚めさせられた後遺症の為か、目覚める前の記憶を失っていた。10代後半ぐらいになって以後、何年経っても外見は変わっていない。
ディーヴァ(CV:矢島晶子
小夜の双子の妹。姉の小夜とは異なり、初代ジョエルによって、実験動物の様に扱われて、塔に封印され、名前も与えられていなかった。美しい歌声を持つことから、小夜にディーヴァと名付けられる。
初 代ジョエルを驚かそうとして小夜が塔の鍵を開けたことによって、封印されていた塔を脱出し、初代ジョエルと屋敷の人間全員を殺害、屋敷に火を放 ち、逃亡する。初代ジョエルの助手だったアンシェルをシュヴァリエとしており、表向きはアンシェルの娘として、何不自由ない生活を送っている。しかし、小 夜と異なり、人間らしい育てられ方を長い間されていなかった為か、性格は子供っぽく粗暴で我侭であり、どんなに欲しがっていた物でも飽きると、壊して捨て てしまう残酷性を持つ。
宮城リクに異常に執着し手篭めにした後、そのお返しとして自分の血を与えて、殺してしまった。その後はリクの様 な体型に変身することが可能とな り、声色や口調もリクへと変化する(しかし全て同じ声優)。ディーヴァもまた10代後半から外見は変わっていない。後に手篭めにした為か、リクとの子ども を身ごもる。「ディーヴァ」とはヒンドゥー教の女神、若しくは歌姫の意。

宮城(みやぐすく)家

宮城カイ(CV:吉野裕行
小夜の義兄で、リクの実兄。嘱望された高校野球の 選手だったが、体の故障のために野球を断念し、以後、荒れた生活を送る。小夜のことを慕っており、小夜の力になろうとするが、翼手の前では全くの無力であ り、そのことに苦悩していた。しかし、リクの死後は悩みをふっきって、人間的にも成長し、崩壊した赤い盾の建て直しに奔走する。
宮城リク(CV:矢島晶子
小 夜の義弟で、カイの実弟。読書好きで物知りだが、知識をひけらかすことのない素直な少年で、一人寂しくしていた始めの頃のハジにバーベキューを 分けてあげるなど、気の効く一面も見せる。そしてカイの原動力でもあり、弱みでもある。また、常人には聞こえないはずのディーヴァの歌声を聞くことが出来 たりと不思議な能力をも垣間見せる。
後にディーヴァに血を吸われ死にかけるが、小夜が血を注ぎ込み、彼女のシュヴァリエとなる。しかし その後の赤い盾襲撃の際にディーヴァに血を注ぎ 込まれ、肉体が結晶化し死亡(厳密に言えば破壊されたと言う表現の方が正しい)。残った破片は、カイのペンダントに加工されている。
愛らしい外見と言動から女性ファンが多いが、何故か男性ファンも多い。そのため、リクの最期があまりにも無残だったことに対して、ファンの間から怒りの声があがった。
宮城ジョージ(CV:大塚芳忠
小夜・カイ・リクの義父。かつては米軍に属したが、同僚の頼みで小夜を自分の先祖が埋葬されている墓に封印し、沖縄市で大衆酒場を営みながら、小夜の監視を続けていた。子供たちはみな養子だが、実の父親のように愛情を注いでいる。
小 夜を助けるために、翼手の攻撃を受け、重傷を負う。翼手に攻撃された人間のサンプルを求める米軍によって拉致され、「ヤンバル」に収容される。 その後、自力で脱出し小夜達と再会するも、翼手の攻撃を受けて自らの血に潜む翼手への変貌が始まる。あくまで父としての心を忘れたくないジョージは小夜に 『血の力』で自らを殺すように告げ、小夜の手で静かに息を引き取った。享年59。彼の結晶は、小夜の刀(2本目)に埋め込まれている。

シュヴァリエ

小夜側

ハジ(CV:小西克幸進藤尚美(少年時代))
小 夜のシュヴァリエ。小夜の交配相手として連れて来られた少年だったが、1883年、小夜に頼まれて百合の花をとろうとして崖下に転落した際、小 夜から血を与えられて小夜のシュヴァリエとなった。以後、小夜に従い、小夜と行動を共にする。小夜が眠りについている時など、手持ち無沙汰な時はチェロを弾くことが多く、チェロの演奏はプロ並みである。戦闘では翼手化した右手や短剣、チェロのケースなどを駆使して戦う。小夜やシュヴァリエとなった何かと仲の良いリクに的確なアドバイスをすることもある。
翼手化は小夜の気持ちを考え禁じていたが、小夜のピンチの際には漆黒の翼を生やす。
宮城リク
小夜のシュヴァリエ。宮城家の項を参照。
ソロモン・ゴールドスミス
ディーヴァのシュヴァリエだったが、小夜側に寝返る。ディーヴァ側の項参照。

ディーヴァ側

以下の記事には、寝返った者も含まれる。

アンシェル・ゴールドスミス(CV:中田譲治
ディー ヴァ側シュヴァリエの長男。ゴールドスミス・ホールディングス総帥。元々初代ジョエルの助手で、ディーヴァの身の回りの世話を担当してい た。ディーヴァのシュヴァリエとなった後は、仲間を増やしていき、その影響力を拡大させていった。翼手やシュヴァリエの構造について研究をすすめ、翼手研 究のスポンサー役を買って出る。
性格は冷酷非情で同じシュヴァリエでも用済みと判断すれば容赦なく切り捨てる。また、ディーヴァの脅威となる小夜の抹殺を決定し、実行に移す。
翼手化せずとも、翼手化したソロモンの腕を切り落としたり、衝撃波を止めるほどの攻撃ができる。名前の由来はロスチャイルド家のアムシェル・マイアー・フォン・ロートシルトからであると思われる。
グレゴリー・ラスプーチン(CV(ソーニャ擬態時):名塚佳織
ディーヴァ側シュヴァリエの次男。実在の人物。ソーニャという少女に擬態して小夜を倒そうとしたが、返り討ちに遭い死亡。また、小夜はこの直後に眠りについた。
漫画『BlOOD+A(アダージョ)』では、皇族を誑かし宮廷にいる人々を翼手化していった。美しいものに執着しており自分が生み出した翼手でも美しくないものは簡単に殺してしまう。
翼手化時には強力な飛行能力を得て、頭髪が二本の角のような形に硬化する。さらに強固な爪を武器とする。
マルティン・ボルマン
ディー ヴァ側シュヴァリエの三男。実在の人物。アニメ第37話でアンシェルの命(彼はアンシェルの怒りを買ったらしい)を受けて、ソロモンが抹殺 したことを示唆するセリフがあるが、アニメには登場しない。小説版のみ登場。小説によると、カールはマルティンを兄として敬愛していたようだ。
ソロモン・ゴールドスミス(CV:辻谷耕史
ディーヴァ側シュヴァリエの四男。フランスの製薬会社・サンク・フレシュ・ファルマシーのCEO(後に解任される)。田舎の小さな製薬会社に過ぎなかったサンク・フレシュ・ファルマシーを5年で世界的な企業に育て上げた。
本業は医師で、第一次世界大戦末期に、人間の業から逃れるためにシュヴァリエとなった。小夜が一目惚れしてしまったほどの類まれなる美青年。丁寧な口調で話し、物腰もやわらかい。
小 夜への愛をおさえることが出来ず、アンシェルの小夜抹殺の方針に反発して、ディーヴァの下を去り、小夜側に寝返った。しかし、それ以前から、ア ンシェルに切り捨てられたカールに同情する(彼の小夜を殺すと言う行為には反対していたが)など、アンシェルの方針に疑問を持ち続けていた。美形ゆえか、 女性ファンが多い。名前の由来はロスチャイルド家のザーロモン・マイアー・フォン・ロートシルトからであると思われる。
翼手化時には、グレゴリーと同じく強力な飛行能力を得る。 主な攻撃方法は、手刀を変化させた刃。切れ味はすさまじく、岩はおろか、翼手化したジェイムズの右手すら切断した。
寝返る際、ディーヴァに「小夜姉様のシュヴァリエにはなれない、それでも欲しいのならその手で奪い、子どもでも産ませてしまえばいい」と言われてニューヨークのディーヴァのライブ会場で小夜を拉致した。そしてその後、小夜にプロポーズしたが、フラれる結果に終わった。
カール・フェイオン(CV:佐々木望
ディーヴァ側シュヴァリエの五男。小夜が調査のため潜入したベトナムの全寮制女学校「リセ・ドゥ・サンク・フレシュ」の理事長。この学校に現れる、伝説の悪霊・ファントムの正体でもある。また、サンク・フレシュ・ファルマシーのベトナム支社担当もしている。
シュヴァリエの生態を知るために、アンシェルらによって無理やりシュヴァリエとされた。ディーヴァの愛を求めたが、得られず、代わりに自分と同じように孤立しているように見える小夜に執着するようになった(この執着心はジェイムズの反感を買っていた)。
序盤で小夜と対峙し、敗れ行方不明になるが、29話で復帰(人体実験をさせられていたようだ)。ディーヴァと共に赤い盾を崩壊させるが、アンシェルによって小夜抹殺の責任者から外される。カールはそれに不満を持ち、無断で小夜に戦いを挑むが敗れ、死亡。
ア ンシェルによりたびたび人体改造を施されている為、戦闘能力は他のシュヴァリエにも引けを取らない。最終的には手から槍状の物体を高速で連射す る能力を得た。また、ベトナム戦争時に小夜と戦った事もある(その時、小夜の斬撃を食らい血が結晶化しかけたが自ら右腕を切り落としてこれを免れた)。名 前の由来はロスチャイルド家のカール・マイアー・フォン・ロートシルトであると思われる。
ジェイムズ・アイアンサイド(CV:大川透
ディーヴァ側シュヴァリエの六男。アメリカ海軍軍人で原子力空母の副艦長の黒人。第二次世界大戦末期にシュヴァリエとなる。堅物な性格だが、常にディーヴァの写真を持ち歩くという側面も持っている。
アンシェルによって小夜抹殺の責任者に任命され、クリスチーナ島で小夜を襲うが、シフやハジとの連携攻撃で左腕を切り落とされ、足を刺される。その後、小夜を自分ごと使用済み核燃料保 存施設に落下させ道連れにしようとしたが、ソロモンの裏切りによって果たせず、死亡したと思われていた。しかし、遺体が液体に漬けられた形でネイサン宅に 保管されており、生存が確認された。名前の由来はロスチャイルド家のジャコブ・マイエール・ド・ロチルド(通称ジェイムズ)であると思われる。
翼手化時には、皮膚が硬化し、拳銃などの類が通用しなくなる。 主な攻撃方法は、人差し指を使った刺きと腕の横から生えた突起物の射出。
ネイサン・マーラー(CV:藤原啓治
ディーヴァ側シュヴァリエの七男。ニューヨーク・メトロポリタンオペラハウスのプロデューサー。話すときはいわゆる「オネエ(オカマ)言葉」を使うが、時々、地の声で相手にすごむこともある(その時、ジェイムズは無言でネイサンに従った)。ジェイムズを気に入り、たびたび秋波を送っていた。名前の由来はロスチャイルド家のネイサン・メイアー・ロスチャイルドであると思われる。
翼手化時には、腕部の巨大な刀が特徴的な翼手となるものと思われる。その姿はエイリアンのように見える。
アレクセイ・ロマノフ(CV:森川智之
ゲーム『BLOOD+ 双翼のバトル輪舞曲』に登場する歴史から消されたシュヴァリエ。実在の人物。
ロマノフ王朝時代の第14皇帝ニコライ2世の息子で、この当時グレゴリーと共に、第4皇女アナスタシア皇女と して潜伏していたディーヴァによってシュヴァリエとなる。グレゴリーが殺された際にディーヴァを危険な目に遇わせたとして責任を負わされシュヴァリエの列 を外されたが、返り咲きのために楊翔学園を設立。E88V(イプシロンハチハチブイ)の開発を行う。翼手化時には手が翼状になりかまいたちにより攻撃を行う。

赤い盾

以下の記事には、旧メンバーも含まれる。

デヴィッド(CV:小杉十郎太
赤い盾のエージェント。小夜の動きを監視しながら、覚醒する日を待ち望んでいた。堅物な性格で、ジュリアから好意を寄せられているが、まったく気がついていない。時に様々な情報を送っても重い腰を上げない上層部に対して直談判する姿が見られる。
な おアニメ中で見られるデヴィッドの射撃シーンで使われているデヴィッドの愛銃は2004年に発売されたばかりで現在地上最強のリボルバーであり マグナム拳銃である「S&W・M500」であるが実際は5発撃てばあまりの反動の大きさから手の骨に異常をきたすと言われているほど反動が大きい 超ド級の銃であり、アニメのように10発も20発も簡単に撃つことはいくら訓練を積んでいるという設定であっても本来は無理であると言えるだろう。
赤い盾崩壊後、一時アルコールに溺れていたが、小夜と再会したことで次第にもとの自分を取り戻していった。
ルイス(CV:長嶝高士
赤い盾のエージェントで、とても気のいい巨漢。年齢は30歳でアメリカンフットボールの選手だったが、故障によって選手生活をたたれたという過去を持つ。デヴィットのもとで諜報活動に従事。カイ曰く、ルイスの作るスープはとても美味しいとか。かつてCIAに属したことがあり、その時の外見は現在と似ても似つかないものだったようだ。
後に公式HPのコラムで明らかになった事だが、当初の設定では第6話で死ぬ予定であったという。
ジュリア・シルヴァスタイン(CV:甲斐田裕子
赤 い盾のメディカルスタッフ。小夜を自分のもとに通院させて、小夜の調査をおこなっていた。デヴィッドに気があり、露出度の高めな服を着るなど、 色々とアピールしているが、ことごとく無視されている。リクがシュヴァリエになった際、リクの身体を調査して、翼手の構造の解明に成功した。しかし、翼手 研究の成果の発表を望む恩師・コリンズに半ばだまされる形で赤い盾を裏切ることとなり、現在では小夜たちと対立する側に身を置いている。
ジョエル・ゴルドシュミット(CV:石田彰
赤い盾長官。ゴルドシュミット家当主。ディーヴァの解放以後、ゴルドシュミット家の当主は代々ジョエルの名を名乗り、赤い盾の長官をつとめるという取り決めに従い、ジョエルの名を受け継ぐ。
長 官として活動していたが、副長官のコリンズに裏切られた上、ディーヴァとカールに本部を急襲されて、組織は崩壊し、自身もカールの攻撃により下 半身に怪我を負って、車椅子で移動する身となった。しかしディーヴァ打倒の希望は失っておらず、小夜たちに出来る限りの援助をおこなっている。
ゴ ルドシュミット家は、世界中の銀行に影響力を持ち、さらに金やダイヤ・ウラン等の鉱物資源の価格を決定する力を持つ。そのため、アンシェルもう かつには手を出せない。なお、アンシェルとソロモンの実家であるゴールドスミス家はゴルドシュミット家から分かれた一族であり、アンシェルとジョエルは顔 見知りである。
コリンズ(CV:梅津秀行
赤い盾副長官。元々高名な学者で、大学教授であり、ジュリアの指導教官でもあった。アルジャーノも大学で彼の授業を受けている。
「翼手研究の成果を世間に公表したい」という名誉欲にかられ、赤い盾を裏切り、翼手に関する研究成果をアンシェルにもたらす。赤い盾時代はデヴィッドと対立していた。
エリザベータ(CV:深見梨加
赤い盾エージェント。ロシアでデヴィッド達の案内をしたが、アンシェルにより密かに殺害され、アンシェルが擬態化して、入れ替わっていた。入れ替わった後は小夜を精神的に追い詰め、動物園に向かうよう仕向けた。
クララ(CV:朴璐美
赤い盾特殊部隊の一人。ルイスとはCIAの同僚だった。翼手化された子供たちを道連れに自爆する。
スペンサー(CV:桐本琢也
赤い盾特殊部隊の一人。 翼手との戦闘で死亡。
マッコイ(CV:稲田徹
赤い盾特殊部隊の一人。坊主でバンダナをつけている。 翼手との戦闘で死亡。
ロジャース(CV:黒田崇矢
赤い盾特殊部隊の一人。サングラスが特徴的な男。翼手との戦闘で死亡。

シフ

モーゼス(CV:矢薙直樹
シフのリーダー的存在。いつも前髪で右目が隠れている美少年で、巨大な鎌を奮って戦う。
アイスランドの キルベドの実験施設で死を待つばかりだった仲間たちを率いて脱出し、小夜の血が自分たちが健康な肉体を得るために必要と考え、たびたび小夜を襲った。その 後、小夜ではなくディーヴァの血が自分たちに必要なことを知り、小夜と共にディーヴァと戦うことを決意する。彼の遺伝子は対翼手用の戦闘兵器であるコープ スコーズの作成に利用されている。名前の由来はロスチャイルド家の祖であるマイアー・アムシェル・ロートシルトの父モーゼス・アムシェル・バウアーからで あると思われる。
カルマン(CV:野島健児
シフのメンバー。を武器とする。眼鏡が特徴的な少年。とても仲間思いな性格だが、すぐにカッとなり、激昂して相手に襲い掛かることが多い。名前の由来はロスチャイルド家のカール・マイアー・フォン・ロートシルト(通称カルマン)からであると思われる。
イレーヌ(CV:豊口めぐみ
シフのメンバー。大を武器とする。小夜がいる場所を特定する能力を持つ(聴覚が優れている)。おとなしい美少女で、小夜たちと戦うことを内心では望んでいなかった。パリの 街でカイと出会い、カイとの会話や接触で人間的成長をする。しかし、ソーン(シフの項目を参照)が発生してしまい、カイの頼みで小夜から血を分けてもらう が、拒絶反応を起こして結晶化してしまい、シフにとって必要なのは小夜の血ではなく、ディーヴァの血であることを身をもって証明することとなった。
ルルゥ(CV:斎藤千和
シフのメンバー。大きな目が特徴的なとても可愛らしい女の子。自分の体ほどもあるを操る。シフの中で最も小夜に対して好意的であり、シフがジェイムズの襲撃を受けた際には、真っ先に小夜に応援を求めにいった。シフと小夜を橋渡しする役割を担う。
ダーズ(CV:西前忠久
シフのメンバー。巨漢の男。巨大なハンマーを駆使して戦う。35話時点でソーンが発生してしまい、更にジェイムズとコープスコーズの強襲を受けた際にグドリフを庇い死亡。
グドリフ(CV:遊佐浩二
シフのメンバー。エメラルド色のスコープが特徴的な少年。武器はイレーヌの大剣を少し小さくしたような剣を使う。35話時点でソーンが発生しており、ジェイムズとコープスコーズの強襲の後、死亡した。
ギー(CV:福山潤
シフのメンバー。白髪でジャマダハルを武器とする。ソーンが発生したため、小夜・ハジを他のメンバーと一緒に襲い、ハジの血を手に入れるが、ソーンは収まらず「シュヴァリエの血でソーンが収まらないことを知っただけでも良い」と言い残し死亡。
ヤーン(CV:土門仁
シフのメンバー。武器はピッケルの様なもの。26話で小夜たちのスキを突いて攻撃したが、小夜の反撃に遭い死亡。
ゲスタス(CV:田坂秀樹
シフのメンバー。武器は槍の様な柄で刀身は大きいナイフの様なもの。20話でディスマスと共に血を得る為にソロモンを襲うが反撃に遭い死亡。ディスマスとは双子。
ディスマス(CV:若林直美
シフのメンバー。武器は分厚い鉈。20話でゲスタスと共に血を得る為にソロモンを襲うが反撃に遭い死亡。ゲスタスとは双子。

その他

初代ジョエル・ゴルドシュミット(CV:飯田和平
フランスの富豪。ラマルクの動物哲学に傾倒し、自分の屋敷に様々な動物を集め、動物実験に熱中する。1833年、サヤと呼ばれるミイラから取り出した繭から双子の女の子が生まれると、一方に小夜と名づけ人間らしく扱い、一方(ディーヴァのこと)には名前も与えず、実験動物として扱った。1883年の誕生日、封印されていた塔から逃げ出したディーヴァに血を吸われ、死亡。享年72。
小夜に対してはそれなりに愛情を注いでいたようだが、ハジと交配させ、受胎したら標本にしようと計画していたことを考えると、小夜もまた彼にとっては実験動物に過ぎなかったようだ。
彼の後のゴルドシュミット家の当主は、彼の過ちを肝に銘ずる為、代々ジョエルを名乗り、赤い盾を創設して、ディーヴァと翼手の撲滅に生涯を捧げることとなった。
ヴァン・アルジャーノ(CV:諏訪部順一
翼手の研究を行うフランス人。キャンディーをいつも持ち歩き、話しながら口にふくむことも多い。ソロモンの下で研究に従事していたが、ソロモンから重要機密を教えてもらえないことに不満を持ち、アンシェル直属の部下となる。
コリンズの元教え子で、ジュリアの後輩でもあり、コリンズ引き抜きの際に重要な役割を果たした。後にサンク・フレシュ・アメリカのCEOになる。
岡村昭宏(おかむら あきひろ)(CV:伊藤健太郎
沖縄の新聞記者。翼手事件の真相を追う。父親が使っていたカメラを持ってベトナムに向かい、小夜とファントム(カール)の戦闘を目撃するも、あまり情報は得られず帰国(その時、持ち出したワインも研究機関に預けた途端盗まれた)。そこで真央というパトロンを得て、フランスへと向かう。父親はベトナム戦争の際、翼手に遭遇したことがあるらしい。
謝花真央(じゃはな まお)(CV:小清水亜美
カイのガールフレンド。荒れていたころのカイを気に入り、いろいろと世話をやく。実家が謝花組という、その筋の家(平たく言えばヤクザ)らしく、気風の良い所や人脈の広さを垣間見せる。コザ商業高校生徒。
岡 村にパトロンとして無理矢理付いていく形でフランスへと旅立ち、カイと再会を果たす。しかし、他人を巻き込みたくないカイからは鬱陶しがられ、 カイと付かず離れずの関係を続けている。小夜やカイの輪の中に入っていけない為か、カイと再会後も、岡村と行動することが多い。岡村からは「お嬢」と呼ば れている。
一度は沖縄へ帰ろうと思っていたが、小夜の秘密を知り、彼女達の戦いを最後まで見届けると決意する。

沖縄編

金城香里(きんじょう かおり)(CV:門脇舞
コザ商業高校生徒。陸上部所属。小夜の親友。小夜に対して友情以上の感情を抱いている。常人と違うことに苦悩する小夜の心中を察し、自分だけはいつまでも友達だと勇気づけ、小夜の帰還を沖縄で待ち続けることを決意する。
フォレスト(CV:北沢洋
元米兵。「泣き虫フォレスト」と言われていた。デルタ67(後述)を投与されるがヤンバルの研究施設を脱走。しかし結局完全に翼手化してしまい、小夜に倒される。

ベトナム編

Ms.リー(CV:一城みゆ希
「リセ・ドゥ・サンク・フレシュ」の教師。校内の見回りを行っている姿がよく見られる。校則に厳しく、少しでも校則に反した相手への注意を欠かさない。しかし第8話では、校内に携帯電話を持ち込んだ小夜を目撃するが、季節外れの転校生だということで見逃したりもしている。
ミン(CV:門脇舞
「リセ・ドゥ・サンク・フレシュ」の生徒で、小夜のルームメイト。とてもおしゃべりな性格で、小夜とのコミュニケーションが楽しみとなっている。彼氏ができないことを気にしていたようだ。小夜とは親友といっても差し支えない間柄となっていたが、最後は、学校から出たトラックを追う半覚醒状態の小夜(刀装備で、全身に血がついていた)を目撃、そのまま言葉も交わさずに別れるという最悪の別れとなってしまった。
アンナマリー (CV:浅野まゆみ
「リセ・ドゥ・サンク・フレシュ」の生徒。何時も取り巻きを連れている。Ms.リーのお気に入りらしい。
ムイ(CV:鈴木里彩
リクがベトナムで出会った少女。地雷の事故により片足を失っている。ピアノを弾くのが上手で、フランスへの留学の話もあったが、家族を養うために地雷探しの仕事に従事することを決意する(金属探知機は リクに買ってもらった)。リクと同じようにディーヴァの歌声が聞こえるという不思議な能力を持っていた為、ヴァンに拉致され、翼手化の実験材料にされる。 翼手化が始まった為、赤い盾によって回収され、その後の行方は不明。リクとは互いにほのかな恋心を持つ仲であり、ムイとの別れはリクのトラウマの1つと なった。

イギリス編

グレイ(CV:菅生隆之
元軍人で、今は里親が見つかるまでの間、戦争孤児を一時的に預かる活動をしている。デヴィッドの米軍時代の教官で、その縁で赤い盾崩壊後、デヴィッド・ルイス・カイをかくまった。
モニーク(CV:名塚佳織
グレイのもとに身を寄せる孤児の中ではお姉さん的存在の少女。リクの死後、他人と距離を置くようになった小夜に対しても優しく接する。カイに好意を抱いている。
ハヴィア (CV:門脇舞
グレイのもとに身を寄せる戦争孤児の少女。誕生日に小夜からプレゼントを貰った。
ナハビ (CV:森永理科
グレイのもとに身を寄せる戦争孤児の少年。誕生日にはゲームが欲しいらしく、小夜に「誕生日はゲームが欲しい」と頼み込んだ。

用語解説

赤い盾
ディーヴァおよび翼手の災厄を世界中にもたらすきっかけとなった初代ジョエル・ゴルドシュミットの罪を反省し、その子孫によって創設された組織。ディーヴァの打倒および翼手の殲滅を目的とする。
ゴ ルドシュミット家の当主が代々自動的に長官をつとめる。また、ゴルドシュミット家の当主は代々ジョエルの名を受け継がなくてはならない。ディー ヴァらに対抗出来る戦力は小夜以外になく、それ以外のメンバーは小夜のサポートにまわることが多い。第31~32話で、翼手研究の成果をコリンズに持ち出 され、ディーヴァとカールの急襲で本部としていた豪華客船も沈没し、ディーヴァとの戦いで唯一の戦力だった小夜も行方不明になり、組織は崩壊した。その 後、小夜はカイたちと再会したが、赤い盾という組織は再建されず、ジョエル・デヴィッド・ルイス・カイが個人的に小夜をサポートしている。
ちなみに赤い盾とはドイツ語読みで「ロートシルト」と呼び習わすこともあり、これはロスチャイルド家を表す。ディーヴァ側シュヴァリエのアンシェル・ソロモン・カール・ジェイムズ・ネイサンはいずれもロスチャイルドの祖マイアー・アムシェル・ロートシルトの子供の名前が由来。
翼手
小夜とディーヴァも含め、彼女たちの血液を体内に流し込まれた人間が変異した存在の総称。
人 間にはない5番目の塩基(ジュリアがD塩基と名付けた)を持っており、それが不老不死と驚異的な回復力の原因となっていると考えられている。世 間に認識されているのはD67(後述)によるものであり、それらは完全に翼手化すると人としての精神が死に、人間を殺害し血を吸うだけの怪物と化す。
弱点は小夜・ディーヴァのうち、血をもらわなかった方の血。それを体内に吸収すると結晶化して死んでしまう(しかし、物語後半以降では弱点の定義がかなり曖昧になっている)。
シュヴァリエ
フランス語騎士を意味する。小夜またはディーヴァから直接血を与えられた翼手の一種。
不 老不死の肉体を手にし、身体能力も飛躍的に伸びる(ただし、リクは高い戦闘力を持っていなかった事から、鍛錬無しで戦闘力が伸びると言うわけで は無いようだ)。血を主食とするようになり、人間の普通の食事をしても空腹感や喉の渇きを癒すことは出来なくなる。また、睡眠はとらなくても平気になる が、自分に血を与えてくれた人間のことを常に気にするようになるという。また、血を吸い尽くした相手の記憶をコピーし、その姿に擬態することができる。
小夜から血を与えられたシュヴァリエはディーヴァの、ディーヴァから血を与えられたシュヴァリエは小夜の花婿(交配相手)候補となる。小夜側シュヴァリエだったリクとディーヴァは交配しており、第41話でディーヴァの妊娠が確認された。
弱点は翼手と同じく小夜・ディーヴァのうち、血をもらわなかった方の血。それを体内に吸収すると結晶化して死んでしまう。
シフ
アイスランドのキルベドの実験施設で遺伝子操作によって人工的に作られた翼手である少年少女たちが実験施設を脱走して、作ったグループ。日の光に弱く、また一定期間が来ると体にソーンと呼ばれるひびが現れ死んでしまう(キルベドの研究者曰く、都合の良い戦闘兵とのこと)。
実 験施設を脱出する際、施設の責任者から小夜またはディーヴァの血が自分たちを健康体にする可能性があると聞き出し、まず小夜を襲った。しかし、 小夜から血をわけてもらったイレーヌが結晶化したことから、今度はディーヴァの血を狙っている。利害の一致から小夜たちと共同戦線を張る事もある。度重な る戦闘などで、メンバーは次々と減っていき(殆どはソーンが発生して死んでいる)、43話現在ではモーゼス・カルマン・ルルゥの3人しか残っていない。
また、モーゼスの遺伝子がコープスコーズに利用されているところから、シフのメンバーたちがいた実験施設では最強の翼手を人工的に作る研究がおこなわれていたものと思われる。名前の由来はジェイコブ・シフからであると思われる。
コープスコーズ
対 翼手用人型兵器。コリンズとジュリアによってもたらされた翼手に関する研究成果(リクの身体を分析したもの)をもとにしている。自我はなく、複 数人による連携攻撃を得意としている。また、シフの中で最も優秀なモーゼスの遺伝子をベースにしているため、すべてのコープスコーズの外見はモーゼスに生 き写しである。着けているスコープは何故かグドリフのものに似ているが関連については不明。
翼手の女王
人 間をシュヴァリエや翼手にする能力を持つ双子の女性のこと。現時点では、小夜とディーヴァを指し、アンシェルやジュリアは便宜上、2人のことを 「翼手の女王」と呼んでいる。女王にあたる双子の女性が、自分の姉(または妹)のシュヴァリエと交わって、双子の女の子を産んでいくことで翼手は繁殖して いく。なお、翼手の女王は普通の人間や自分のシュヴァリエと交配しても妊娠しない。
ジョエルの日記
初代ジョエルによる小夜およびディーヴァの観察記録および、ディーヴァの逃亡以後は赤い盾とディーヴァの戦いの記録を、代々のゴルドシュミット家の当主が記録しているもの。赤い盾はこの日記の記述を参考に作戦などを立案する。
D67
デルタ67のこと。ディーヴァの血液を加工した血清。これを投与されると翼手になってしまう。

放映リスト

  1. ファーストキス
  2. 魔法の言葉
  3. はじまりの場所
  4. アブない少年
  5. 暗い森の向こうへ
  6. おとうさんの手
  7. 私がやらなきゃ
  8. ファントム・オブ・ザ・スクール
  9. それぞれの虹
  10. あなたに会いたい
  11. ダンスのあとで
  12. 白い霧にさそわれて
  13. ジャングル・パラダイス
  14. さいごの日曜日
  15. おいかけたいの!
  16. シベリアン・エクスプレス
  17. 約束おぼえてる?
  18. エカテリンブルクの月
  19. 折れたココロ
  20. シュヴァリエ
  21. すっぱいブドウ
  22. 動物園
  23. ふたりのシュヴァリエ
  24. 軽やかなる歌声
  25. 赤い盾
  26. サヤに従うもの
  27. パリ・ジュテーム
  28. 限りあるもの
  29. 呪われた血
  30. ジョエルの日記
  31. 壊れゆく盾
  32. ボーイ・ミーツ・ガール
  33. 信じるチカラ
  34. 俺たちのいる世界
  35. 希望のない明日
  36. すれちがう想い
  37. 狂おしいまでに
  38. 決戦の島
  39. 魔法の言葉をもう一度
  40. シュヴァリエの見る夢
  41. 私の居場所
  42. 響く、歌声
  43. こころ乱れて
  44. 光の中に

スタッフ

  • 原作:Production I.GAniplex
  • エグゼクティブプロデューサー:竹田青滋(MBS)、勝股英夫(Aniplex)、石川光久(Production I.G)
  • 企画プロデューサー:諸冨洋史(MBS)、竹内成和(Aniplex)
  • 企画協力:押井守
  • キャラクターデザイン原案:箸井地図
  • アニメーションキャラクターデザイン・総作画監督:石井明治
  • メカニックデザイン:寺岡賢司
  • キャラクターデザイン協力:寺田克也
  • 美術監督:東潤一→衛藤功二(スタジオイースター)
  • 色彩設定:片山由美子
  • 撮影監督:田中宏侍
  • 3D監督:遠藤誠
  • 編集:濱宇津妙子
  • 音楽:マーク・マンシーナ(Mark Mancina)
  • 音楽プロデュース:ハンス・ジマー(Hans Zimmer)
  • 音楽協力:篠原廣人、木村唯人
  • 音響プロデューサー:山田稔
  • 音響演出:岩浪美和
  • 音響効果:神保大介(サウンドガーデン)
  • 録音制作:eNa
  • アニメーションプロデューサー:大松裕(Production I.G)
  • プロデューサー:諸冨洋史、丸山博雄(MBS)、落越友則(Aniplex)、森下勝司(Production I.G)
  • シリーズ構成・監督:藤咲淳一
  • 演出チーフ:松本淳
  • 製作:毎日放送Aniplex、Production I.G
  • 著作:(C)2005 Production I.G・AniplexMBS博報堂

主題歌

オープニングテーマ

  1. 青空のナミダ 高橋瞳ソニー・ミュージックレコーズ) (オリコン初登場8位)
  2. SEASON'S CALL HYDEHAUNTED RECORDS/Ki/oon Records) (オリコン初登場1位)
  3. Colors of the Heart UVERworld(gr8!records) (オリコン初登場3位)
  4. 雷音 ジン(Palm Beach)

エンディングテーマ

  1. 語り継ぐこと 元ちとせエピックレコードジャパン) (オリコン初登場12位)
  2. CRY NO MORE 中島美嘉ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ) (オリコン初登場8位)
  3. This Love アンジェラ・アキエピックレコード) (オリコン初登場6位)
  4. Brand New Map Kソニー・ミュージックレコーズ

映画版「BLOOD THE LAST VAMPIRE」

スタッフ

製作:ANIPLEX Production I.G Sony Computer Entertainment inc.

キャスト

漫画版

メディアミックス角川書店の各雑誌にて漫画版が連載されている。(左からタイトル、著者名、掲載雑誌)

外部リンク

テレビアニメ版

映画版

用語集

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