Sunday, January 21, 2007

慣用句ーー”可能”

足下にも寄りつけない
彼の腕前には、私など足下にも寄りつけない。

足を向けて寝られない
私が今日あるのは石田さんのおかげだから、あの人に足を向けては寝られない。

居ても立ってもいられない
合格通知が来るまでも居ても立ってもいられなかった。

動きが取れない
運転資金につまって動きが取れなくなる。

得も言われぬ
得も言われぬ美しさ。

顔が合わせられない
とんだ恥さらしなことをして、親にも顔が合わせられない。

顔が売れる
彼は学界で顔が売れている。

顔向けができない
恥ずかしくて世間に顔向けができない。

風上にも置けない
あいつは男の風上に置けない。

気が置けない
彼とは気の置けない仲だ。

気が知れない
子供を置いて家を出るなんてまったく気が知れないよ。

切っても切れない
あの二人は切っても切れない関係にある。

食えない
一見大人しそうに見えるが、なかなか食えないやつだ。

始末に負えない
あの男は言い逃ればかり言っていて、始末に負えない。

隅に置けない
おや、君はなかなか隅に置けないね。

背に腹は替えられない
母の形見だが、背に腹は替えられないから、これを売って治療代にしよう。

高が知れる
貯金はあるが、高の知れたものだ。

手が付けられない
大水で床上まで浸水してしまって手が付けられなかった。

手が離せない
忙しくて手が離せない。

手に負えない
この子はいたずらっ子で手に負えない。

泣く子と地頭には勝てない
彼のワンマンぶりはまったく泣く子と地頭には勝てないのたとえ通りだ。

煮ても焼いても食えない
彼は煮ても焼いても食えない奴だ。

二の句が継げない
あきれて二の句が継げない。

馬鹿にできない
運賃の値上げで、電車賃も馬鹿にできない。

腹が減っては軍ができぬ
腹が減っては軍ができぬ。仕事はご飯を食べてからにしよう。

人の口に戸は立てられない
人の口に戸は立てられぬのたとえ通り、その事件は三日後には町中に知れ渡ってしまった。

二目と見られない
大やけどで二目と見られない顔になってしまった。

見られたものじゃない
下手くそな芝居でまったく見られたものじゃない。

目が離せない
この子は何でも口に入れるから危なくて目が離せない。

目も当てられない
大やけどしたその顔は目も当てられなかった。

割り切れない
今回の事故は不可抗力として処理されたが、何か割り切れないものかある。

1 comment:

ZOOM-ZOOM said...

煮ても焼いても食えない。

行くかも知れない。

文武両道にすぐれている。

申しわけが立つ。

申しわけげ立たない、すみません。